西表の織物
西表島に住んでいる友達がこんな素敵なものを送ってくれました。
彼女は自分で収穫してきた草木で糸を染め、機織り機で織ってるんです。
天然素材の手織のショールは優しい優しい肌触り。
麻(苧麻)と綿の交ぜ織りです。混ぜて織るものは「ぐんぼう」と呼ばれているんだそうです。
この色は私がお願いして自分好みに染めてもらいました。
だーい好きなマスタードカラーです。絶対大事にしなくちゃ。
それから右のネイビーブルーのものは手拭いを藍染めしたものです。
これがまた八重山の海の色にそっくりで、懐かしさに涙がこぼれそう。
深いブルーと淡いブルーの組み合わせがサンゴ礁そのものです。
淡いブルーは輝くサンゴ。
そこから外洋へと出るドロップオフの色がこんなネイビーブルーなんです。
寄せる波しぶきや海水の塩辛さまで思い出す。
ああ、なつかしい。
西表の織物についてはこちらのサイトが詳しいです。
彼女もこの工房で修業したようです。 ⇒ 紅露工房
ここのこの言葉。ぐっとくる。
「 『ミヌパナ・ティヌパナ』という言葉ある。ティヌパナとは手仕事のことで、ミヌパナは精神。パナは花のこと。ティヌパナを咲かすためにはミヌパナが必要なのだという。つまり心のない手仕事では花は咲かないというような意味らしい。」
ミヌパナは身の花、ティヌパナは手の花、でしょうね。
沖縄の言葉には「手に花を咲かす」という言葉があります。
いい仕事をするという意味です。
心のこもった仕事が手に花を咲かす。
手仕事をする人みんなが、心しておかねばならない言葉だと思います。
きちんとした技術を持った、高い志の職人さん。あこがれるなあ・・・。
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ぴーちゃんぴーちゃん、お手てかわいすぎ注意報が出てますよ。