根津神社
11月のお題のための材料を仕入れに行ったあと、前から行ってみたかったところに足を延ばしてきました。
根津神社です。
おお。
実は以前、日暮里に行った時改札口で何やら頭を寄せメモを見つめながら考え込んでいる外国人ツーリストのカップルを見かけ声をかけてみたのです。
すると、このあたりに古い街並みがあるとのことで来てみたんだけどどこに行ったらいいのかわからないとのことでした。
手に持っているのはメモのみで、地図もガイドブックも持っていないと言います。
たぶん谷根千(谷中・根津・千駄木)のことだろうなと思いましたが、その時私たちが立っていたのは南口。
生地を買いに行くには南口が近いのですが、谷根千に行くには北口のほうがいいはず。
道を説明しましたがよくわからないようなので、結局夕焼けだんだんに通じる道まで連れて行ってあげました。
しかしお別れした後、気になって。
彼らはちゃんとステキな小道までたどり着けたのかなあ。
あそこには私も何度か行ってはいますが、いつも行き当たりばったりで良く道を覚えていないし、古い街並みといっても「ここがビューポイント」というところを良く知っているわけでもありません。
今、谷根千は外国からのお客様がとても多いのです。
それなのに日本人の自分が、しかもしょっちゅう日暮里に行っている自分が良く知らないんじゃ恥ずかしい。
ということで今回ちゃんと目的意識を持って訪れてみたというわけです。
外国人向け、谷根千のお勧めポイントを調べてみると根津神社というのが出てきました。
神社って日本人にとっては当たり前すぎて、相当有名なところでもなければわざわざ行ってみようとも思わない事が多いと思います。
でもその画像にはとても魅力的な連なる鳥居がありました。
これは確かに外国人には相当エキゾチックに映るかも。
そして実際に行ってみて実感。
ここは日本人にとっても結構魅力的ですよ。
連なる鳥居をくぐり抜ける時、何かすごく不思議な感じがするんです。
ラビリンス という言葉が脳裏をよぎる感じ。
神社自体ももちろんとても素敵です。
このほかにも江戸時代から残る土塀だの、
大名時計資料館だの、お煎餅屋さん、染物屋さん、だんご屋さんだの、路地に突然現れる巨大なヒマラヤ杉だの・・・手作り品を売るアーティスティックなお店やらギャラリーやら古道具屋やらがちょこちょこあったりして、とにかくなんかちょっと面白いものが一杯なんです。
谷根千は過去の大戦の際、大空襲を逃れたために奇跡的に残った古い小さな街並みと古いお寺、神社を有する場所です。
外国からの観光客にとっては、東京のような大都会の中でこのような昔ながらの古い街並みを見られるということは本当に異次元に舞い込んだ気になれるんだと思います。
ちなみに今回私が使ったのはめぐりんです。
上野浅草界隈をぐるぐる回ってくれる100円のコミュニティバスです。
今回は上野駅から千駄木まで乗ってみました。
このバス、なかなかいい観光スポットをめぐってくれるのでお勧めですよ。
台東区のまわしものじゃありませんけど、東京見物してみようじゃないかと計画しておられるかた、ぜひ使ってみて下さいね。
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谷中のあたりっては猫が多い事で、猫モチーフのグッズを扱う店も多いんです。
それを見るのもまた楽しいんですよねー。