1月17日 3月11日
1月17日です。
あの日はテレビもつけず何も知らずに家でのんびり過ごしていました。
妹から昼ごろに電話がかかってきてテレビをつけろと言われ、初めてあの大災害を知りました。
神戸には母の従兄の家族が住んでいて、まさにあの横倒しになった高速道路の近くでした。
電話はまったく通じず、おじさん達家族が全員無事であることがわかるまでの1~2日間、心配で心配でたまりませんでした。
京阪神在住の知人友人たちには後でいろんな話を聞きました。
あの時、どこにいたか。
何を見たか。
自分が遭遇したわけでもないのに、彼らの話があまりに衝撃的で今でも忘れられません。
早朝の出勤途中、喉が渇いたので飲み物を買おうとたまたまホームを降りて駅の外のコンビニに入ったその瞬間地震に遭い、振り向いてみたらさっきまで自分のいたホームが崩れ落ちていた、とか。
高速道路を走行中、乗っていたバスが急停止したと思ったら目の前の道路が崩れ落ちて無くなっていた。
茫然としていたら、後ろから来た車がスピードも落とさずバスを追い越して行って、そのまま落ちて行った、とか・・・。
無事だとわかったおじさんからは、「見たくない物をたくさん見た。」とだけ。
それ以上、何も聞けませんでした。
3月11日以来、朝、ダンナが会社に行く時にはできる限りちゃんと「行ってらっしゃい」を言うようにしています。
前からそうだったけど、前より意識するようになりました。
たまたま家事をしていて出て行く気配に気づかず行ってらっしゃいの一言が言えなかったりすると、もし今日何かあったらと思ってなんだかモヤモヤ。
一分先の事もわからないのが人生。
当たり前のことなのに、それを改めて思う。
それが1月17日であり、3月11日です。
私たちだっていつ何があるかわからない。
せめて挨拶くらいちゃんとしておこう、本当に小さいことだけど、それを毎日心がけています。