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工房nonaの日記

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ミシン、スタンバイ



大震災から二カ月が過ぎ、被災地でミシンを欲しがっている方がおられる事に気づきました。

「ミシンが欲しい。支援物資の服がサイズが合わないので直したい。」という新聞記事を読んだのです。
 
そういえばうちに使ってないミシンがある。
ずっと以前、知り合いからもらったブラザーの古い職業用ミシン、ヌーベルクチュール スペシャルⅡ。
いつか使うかなと思ってずっと持っていたのですが、
愛用のメモリークラフトがやはり使い勝手が良くてそればかり使うもので
結局今まで一度も起動したことがありませんでした。

これを使ってもらえないかな。
さっそく、前回ルームシューズの時にお世話になったNPOさんに「ミシンの要望はないですか」と
問い合わせたのですが、今のところそういう要望は無いですと言われました。

そうかー、無いのかー。

でも・・・、ミシンって高価なものです。
生活必需品と違って、とりあえずは無くても生きていけるものです。
だから実は必要を感じていても、欲しいって言い出しにくくて黙っておられるだけかもしれない
とも思うんです。

生き延びるための生活必需品や食料がなんとか手に入るようになったら、次は生活の質を
上げるものが必要です。

ミシンは生活の質を上げるのにはとても大事なもの。
ウエストのサイズを直したり、ズボンのすそ上げをしたり、あるいは今着ている長袖を夏まで
着られるように半袖に直したり。
避難所に一台あれば、自分ひとりのためだけじゃなく、困っている周囲の皆さんの分まで直して
あげられるのでは。


例の大阪のミシン屋さんにお願いしてメンテナンスも完了しました。
ありがとう、しもだミシンさん!
ぴっかぴかになって帰ってきて、新品かと思うほどきれいでしたよ!
さっすがの職人技でした!

このミシン、職業用ミシンなので直線縫いしかできませんが、それでもさすがの職業用。
縫い目がきっちり締まっていていてきれい。馬力もあります。
分厚い布も平気でガンガン縫えます。すごいです!
今まで使わずにきたのがもったいないくらい。

しかもこのミシン、とっても古いのですが、この時代のものは質実剛健で丈夫でとっても働きものなんですよ。
私のメモリークラフトしかり。
新しい機種にも負けない素晴らしさがあります。


被災地専用の「あげます:下さいサイト」もいくつか立ち上がっていて、いろんな方がいろんなものを出品したり受け取ったりというやりとりが始まっています。

たとえばここ→ Toksy  http://www.toksy.jp/


こういうところをこまめにチェックして、ご要望があればぜひお贈りしたいと思っています。

・・・でも使用説明書が無いので、ヌーベルクチュールなら使い方わかるわ~という方がおられたらいいなあ。
by kobo-nona | 2011-05-17 23:07 | その他
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