サイズテープ?
帽子を作ってみて思ったんですけど、いや~、帽子って奥が深いですねえ。
パターンのバリエーションも多いし、深さや形やつばの大きさで印象が全く変わってきます。
しかもそれだけでなく表布と裏布のパターンやサイズを微妙に変えたりすることで形に変化をつけられるんです。
究極の立体縫製物ですね。
これはかなり面白い世界ですよ。
奥が深い!
・・・ところでワタシ、ずいぶん前にも個人的に帽子を作ったことがあるんです。
その時初めてサイズテープというものの存在を知りました。
でもね、その存在意義がよくわからなかったんです。
で、自分用のものにはサイズテープをつけずに、リバーシブルタイプに仕上げたんです。
それで別に問題はありませんでした。
でもそんな自己流ではレッスンでやるとしたらやっぱり問題があるかも。
というわけで今回もう一度本を読み返してみました。
するとそれは頭のサイズピッタリにしておくための伸び止めの役割とのこと。
じゃあやっぱり必要なんだー。
それなら買っておかなくてはと手芸店に出掛けたんですが・・・。
何この色。
白、黒、肌色、以上終わり、ですよ?
本を見たら、「できるだけ生地の色に近い色のものを選ぶ」なんて書いてあるのに、白、黒、肌色。
選べないでしょ、これじゃ!!
しかも不可解なことに、「頭にフィットする伸縮性のサイズテープ」 なんてものがあるんです。
伸び止めじゃないのか!!?
混乱。
うーむ。
手芸店で腕組みして考えこんじゃったワタクシ。
でも・・・そういえばその本ではサイズテープの代わりにグログランリボンを使ったりもしてた。
要するにさー、目立たないもので伸び止めにできるものなら何でもいいんじゃん?
それなら別にサイズテープなんてわざわざ買わなくてもチロリアンテープを使うとか、共布を使うとか、何でもいいんじゃん!!
その方がおしゃれだし。
で、共布を使って作ってみたんです。
作りながらふと思いつき、途中まで縫ったものをほどいてバイアステープ仕上げのように縫い代をくるんでみました。
で、できあがってひっくり返してみたら、ちょうどそのサイズテープがブリムとクラウンのはぎ目に来てるから、リボンを巻いてるみたいに見えてかわいいの!
しかもこれなら「いかにも裏」って言う風には見えないからリバーシブルとして使えちゃう。
一石二鳥~。
いいじゃないの~!
このやり方、なかなか気にいりました。
うちで帽子を作る時にはこれをお勧めしよう。
どうせ60センチくらいしか使わないのに120センチ分はいっているサイズテープを買うのも無駄だしね。
それにしてもワタシって・・・。
料理の本を読んでもたいていの場合その通りには作らないワタシ。
なんだってその通りに作るんじゃなくアレンジしたりしてちょっとひねりをくわえるのが楽しいんです。
というか、その通りにするのがメンドクサイ。
あるいはその通りにするのが癪に障る。 ← 教わる立場の人間が言うことじゃないですね(^^;
あっは~。
良くも悪くも昔から ”言うこと聞かないやつ” でして・・・。
親はとっても困ってましたー。